【東大松尾研】2019年の活動報告
こんにちは、広報の清水です。 今年は平成から令和へと代わり、新たな時代の幕が開けました。 松尾研もこの一年、松…
こんにちは、広報の清水です。
先日、DL輪読会とDLHacksのメンバーを中心に交流を深める活動報告会を開催しました。
DL輪読会とDLHacksは、互いの知識を深めることを目的に東京大学松尾研究室のメンバーが中心となって毎週持ち回りで発表をする勉強会です。(紹介記事はこちらから→DL輪読会・DLHacks)
毎週の勉強会では発表の聴講がメインとなり中々メンバー同士がゆっくり話す機会がないため、近況報告や最近参加された方の自己紹介などで非常に盛り上がりました。
そして、前年に引き続き、活動報告を行いました。
日経クロストレンドの連載もご好評いただいており、現在第10回まで掲載されています。
勉強会で発表されたスライドはスライドシェアやTwitterで共有されており、2018年7月〜2019年6月までの閲覧数をランキングで発表。※7月1日集計当時の数値となります。
ランキング上位の発表者を表彰しました。
3位 27,782 imp 岡田領さん(輪読会)
深層学習異常検知に関わる包括的かつ体型的なまとめ論文。
深層異常検知の各手法ごとの説明だけでなく、
現実世界の様々な領域に対しての異常検知の活用・研究状況や課題について言及されている。
2位 31,550 imp 鈴木雅大さん(輪読会)
DeepMindが提案したGenerative Query Network(GQN)について,深層生成モデル(VAE)の基礎から説明した.合わせて,複数のGQN系関連研究についても紹介し,GQNと世界モデルの関係についても説明した.
1位 62,911 imp 富山翔司さん(輪読会)
ニューラルネットの更新を微分方程式としてみるという全く新しい概念を提案。NeurIPSのベストペーパー。ここ最近読んだ中で一番面白かった論文(個人的感想)。
表彰者の方々へ、松尾先生からレッドブルの副賞が贈られました。
皆さん「今話題となっている論文をいち早く選ぶこと」が拡散される秘訣とコメントされていました。常に研究者にとって情報感度の高さも重要なことがわかりました。
先生からも最後「ここから活躍する人が生まれるように、いいコミュニティにしていきましょう」というお話で会は締めくくられました。
今後のイベントや勉強会情報などのお知らせは以下よりお受け取りください。
また来年の納会で、多くのDeep Learningを研究する学生さん達と集えるように運営側も努めて参ります。
こんにちは、広報の清水です。
先日の「DL輪読会・DLHacksオープン勉強会」開催の様子をお伝えします。
DL輪読会とDLHacksは、互いの知識を深めることを目的に東京大学松尾研究室のメンバーが中心となって毎週持ち回りで発表をする勉強会です。(紹介記事はこちらから→DL輪読会・DLHacks)
通常は過去授業・講座の受講者か紹介のみでしか参加できませんが、 「授業や講座に参加したことがないけれど、とても興味ある」 「一度参加したけれどその後行きそびれてしまっている」 といった方向けに2018年度で人気の高かった内容を再度発表する場を設けたいとなったことがきっかけです。
イベント参加者はCompassにて募集しました。
募集開始時より沢山の方からご応募をいただき、急遽定員を90名から140名に増枠。
場所も倍の人数が入ることのできる講義室に変更しましたが、最終的には応募者数は400名を超え、多くの方がDeep Learingを学ぶことに意欲的であることを実感しました。
開催後となってしまいましたが、抽選で洩れてしまった方にはこのブログにて心からお詫びを申し上げます。今後のイベントの参考にして参ります。
DL輪読会、DLHacksからそれぞれ2名が発表しました。
鈴木 雅大 東京大学 松尾研究室 「深層生成モデルと世界モデル」
【発表内容】
鈴木さんが中心となって開発した深層生成モデルライブラリ「Pixyz」に関しての記事はこちらからご覧ください。
初谷 怜慈 株式会社DeepX 「DeepLearningと曲がったパラメータ空間」
【発表内容】
鈴木 航介 京都大学 工学部物理工学科 「汎用言語表現モデルBERTの内部動作」
【発表内容】
平松 淳 筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科「ニューラル固有表現抽出」
【発表内容】
「どれもトピックとして面白く、理論や研究よりの話からBERTなど応用よりの話まで幅広くて大変興味深かったです。」
「今まで一人で論文を読んで実装していたので、情報量が限られていたが多くの論文を知るきっかけとなった。」
「世界モデルに関して新しく学ぶことが多かったので、満足しました。文章生成に関しての発表が多く、画像生成のhackも知りたいなと思いました。」
「世界モデルの話やへシアンの話は,自分の研究室の輪読会などで話題に上ることがなかったので新鮮で面白かったです.学部3年生なのにBERTを動かしている学生がいることも驚きで刺激になりました.」
「実装のみではなく理論的な内容も盛り込まれており、地に足のついた会だったように感じた。発表者の方も、たとえ即答できない質問が飛んできても的確に回答して、非常に誠実さを感じた」
参加者の方々もPCでスライドをチェックしたり、検索で調べながら真剣に聞き入っていました。
満足度も97.8%という結果を頂き、また今後もこういった会を定期的に開催していければと思っております。
今後のイベントなどのお知らせは以下よりお受け取りください。
ご参加くださった皆さま、平日のお忙しい中ご参加いただきまして誠にありがとうございました。
次回は夏頃に開催予定です。どうぞお楽しみに!
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こんにちは、広報の清水です。 あっと言う間に今年も残すところあとわずかとなりました。 松尾研では今年もディープ…
鈴木雅大君が中心となって開発している、深層生成モデル実装用ライブラリ「Pixyz」が公開となりました。
深層生成モデルに興味を持ち始めた方〜実際に研究・開発している人まで幅広く利用できますので、是非ご活用ください。
詳細はこちら
関 喜史君が言語処理学会第24回年次大会で論文賞を受賞しました。
【書誌情報】
関 喜史, 福島 良典, 吉田 宏司, 松尾 豊: 多様性の導入による推薦システムにおけるユーザ体験向上の試み, 言語処理学会論文誌, Vol. 24, No. 1, pp. 95-115 (2016)
【概要】
ニュース推薦システムに多様性を導入した際のユーザ行動の変化を分析したものになります。 手法自体は既に提案されているものですが、実際のサービスにおけるユーザ行動の変化を明らかにしたという点が新規性です。