第1回GX2040リーダーズパネルに松尾教授が参加いたしました。(公開資料:「GXを実現するためのDX・AIの活用」)

脱炭素社会を目指すグリーントランスフォーメーション(GX)の国家戦略策定に向け、有識者と意見交換する「GX2040リーダーズパネル」の初会合が首相官邸で開催され、松尾教授が参加いたしました。詳細は下記URLよりご覧ください。

▼松尾プレゼン資料「GXを実現するためのDX・AIの活用」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/gx_jikkou_kaigi/gx2040/siryou5.pdf

▼GX2040リーダーズパネル(内閣官房HP)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202407/02gx_readers.html

令和6年度「電波の日・情報通信月間」における表彰で、松尾教授が「情報通信月間」総務大臣表彰を授与されました。

総務省及び情報通信月間推進協議会により開かれた6月1日の「電波の日」を記念する式典にて、松尾教授が「情報通信月間」総務大臣表彰を授与されました。

功績の概要としては、下記の通りです。
「AIネットワーク社会推進会議の構成員として、AI事業者ガイドラインの策定に向けた検討に尽力するとともに、AI戦略会議の座長として、生成AIに関する幅広い議論を主導するなど、我が国のAI戦略の推進に多大な貢献をした。」

詳細は下記をご覧ください。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin10_02000075.html

 

RoboCup JapanOpen@Home Leagueにて、松尾研のロボットチームが2連覇を果たしました。

2024年4月26日~29日に滋賀県で開催された「RoboCup JapanOpen@Home League」に、松尾研究室のロボティクスサブグループ「TRAIL」が出場しました。

同チームはトヨタ自動車製の標準機ロボットHSRを用いた「Domestic Standard Platform League (DSPL)」に出場し、家庭内での生活支援タスクの性能と技術を競い、優勝しました。

TRAILは昨年度開催された同大会においても優勝しており、今回で大会2連覇となります。

また、今大会では、最終日に行われた自由なテーマでロボットのデモンストレーションと技術プレゼンテーションを競う「オープンチャレンジ」でも優勝しました。

さらに、ロボカップの成果を応用して、ロボットがタスクの実行に失敗しても、基盤モデルのプロンプトの自動生成によって失敗から自動で復帰するような枠組みを提案した研究成果が「日本ロボット学会賞」を初受賞しました。

https://sites.google.com/view/srgpsr

 

    


RoboCup@Homeについて

ロボカップのリーグの一つで、人と共に作業を行うロボットが、キッチンやリビングルームなどの家庭環境において様々な課題に取り組み、その達成度を競うことを目的としています。

日常生活で人間を支援する自律ロボットによる競技を通じて、人とコミュニケーションしながら、より役に立つ仕事を行う実用的なロボットの実現を目指しています。

大会の様子は下記よりご覧いただけます。

 

 

【松尾・岩澤研究室リサーチインターンシップ】研究テーマとメンターのご紹介

松尾・岩澤研究室では,「知能を創る」というミッションのもと,世界モデルをはじめとした深層学習やそれを超える基礎技術の開発,ロボティクスや大規模言語モデル,アルゴリズムの社会実証といった幅広い研究領域で活動しています.フルタイムの研究員の数も10名を超え(今後も継続的に増やす予定です),2023年度にはICML,ICLR,NAACL,ICRAなどのトップ会議に14本の論文が採択されています(最近の採択論文一覧はこちら).

こうした活動を更に拡大するため,新たな試みとして第1期のリサーチインターンシップの募集を行います.各領域の第一線で活躍する研究者のメンタリングのもと,普段は外部からは見えにくい,研究室の中の研究活動の現場を体験することができます.

本記事ではリサーチインターンで募集するテーマと、メンターのご紹介をさせていただきます。

 

リサーチインターンシップについての詳細:http://weblab.t.u-tokyo.ac.jp/2024-04-17/

神戸市と連携し「GCI 2024 Summer」パブリックビューイングを開催します。

この度松尾・岩澤研究室は神戸市と連携し、AI・データサイエンスのスキル習得を目指す学生に向け「GCI 2024 Summer」のパブリックビューイングを実施することをお知らせします。

東京大学グローバル消費インテリジェンス寄付講座(以下、「GCI」)は、データサイエンスを通じてAIの基礎となる考え方を学び、マーケティングを中心としたビジネス課題解決の力を身につける、AI入門講座です。 2014年より開催し、これまで12,500名以上ににデータサイエンスの基礎〜機械学習スキル習得の機会を提供してまいりました。

神戸市では、スタートアップ支援の一環として、2021年からエンジニア創出支援事業である「Kobe Enginieer’s Lab」を推進しているほか、2023年には世界で6拠点目となるMicrosoft AI Co-Innovation Labの誘致を果たすなど、エンジニア、AI・データサイエンティストが生まれやすい街を目指した取り組みを進めています。

詳細は下記をご覧ください。
https://www.city.kobe.lg.jp/a14333/021918496948.html

 

▼東京大学グローバル消費インテリジェンス寄付講座(GCI)

本講座はデータサイエンスを通じてAIの基礎となる考え方を学び、マーケティングを中心としたビジネス課題解決の力を身につける、AI入門講座です。
通算20期目の開催となります。これまで12,500名以上にデータサイエンスの基礎〜機械学習スキル習得の機会を提供してきました。
東大生はもとより、全国の学生(大学院生、大学生、短大生、専門学校生、高専生、高校生、中学生)が受講可能です。また、社会人についても、メタバース工学部の法人会員の社員受講者や、ライフイベント(介護・育児等)による休職者の方も一部受け付けております。

<公式サイト>https://gci2.t.u-tokyo.ac.jp/

松尾研LLM開発プロジェクトのキックオフを開催しました。

2024年3月2日(土)に、松尾研LLM開発プロジェクトのキックオフを実施しましたのでご報告いたします。

本プロジェクトは、当研究室が提供する講座の修了生および一般公募によって集まった有志の開発者のメンバーが500億パラメータサイズの大規模言語モデル開発を進めるものです。

また、開発された大規模言語モデル(LLM)の公開のみならず、開発過程の公開、そしてこれらの成果を社会全体で共有することを通じ、日本全体のLLM開発の技術レベル向上と社会実装の加速を目指します。

なお、本プロジェクトは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による、国内の生成AIの開発力を強化するためのプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」において、基盤モデル開発に必要な計算資源の提供支援を受けています。

 

▼参考:NEDOの採択を受け、公開型での500億パラメータサイズの大規模言語モデル開発を開始します。

https://weblab.t.u-tokyo.ac.jp/2024-02-02/

▼参考:「GENIAC」プロジェクトの詳細はこちら

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/geniac/index.html

 

今回のキックオフイベントでは、総勢100名弱のメンバーがオフラインで参加。
松尾教授による本プロジェクトの紹介や、研究開発支援グループのリーダー小島武による技術支援やweblab10B開発秘話の紹介に始まり、全7チームのリーダーに開発方針やチーム体制などについて発表していただきました。

 

松尾教授からは「このプロジェクトの中で、試行錯誤しながら重要であるノウハウを共有することで良いモデルを作り、開発経験を積んでもらいたい。また、このプロジェクトを通して、より多くのLLM開発者を生み出し、参加者の皆さんが様々なところで活躍してもらうのが望みだ」とのコメントがありました。

当日の様子は下記リンクよりご覧いただけますので、ご興味がありましたらご覧ください。

https://youtu.be/Tbn8IoqHENs?si=ccsYbdqbt3qxmOBZ

 

また、本プロジェクトの開発進捗はコミュニティメンバーとしてどなたでも自由に閲覧可能です。下記ページにアクセスの上Slackにご参加ください。

▼松尾研LLM開発プロジェクト特設ページ

https://weblab.t.u-tokyo.ac.jp/geniac_llm