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    松尾・岩澤研究室ではグローバルチームを組成し、活動の海外展開を推進しております。
    私たちの取り組みは大きく分けて2つあります。

    ①国際的機関との連携
    AIは世界中で研究・実装が加速しており、国際的な人材育成や政策連携の重要性も高まっています。
    このような背景のもと、松尾研は海外からの来訪者との対話や協業を通じて、活動に国際的な視点を取り込みながら、具体的な連携やプロジェクト創出を進めています。

    ②国境を越えた人材育成と価値創出のエコシステム構築
    松尾研では、AI教育、企業への社会実装支援、スタートアップ支援という3つの柱を軸に、日本国内で独自のエコシステムを構築してきました。
    このモデルは、日本国内にとどまらず、途上国を含む世界各国でも適用可能です。特に、「優秀な人材が海外流出し、母国の経済発展につながらない」という課題を抱える国々にとって、松尾研の人材育成モデルは有効な解決策となります。

    AIを学んだ人材が自国で起業し、企業からプロジェクトを受託し、国内産業とともに成長する―このようなローカル経済圏の発展に寄与するエコシステムの構築を、世界各国と共に目指していきたいと考えます。

    AIが社会のあり方を大きく変えつつある今だからこそ、国境を越えて人と人がつながり、新たな価値を共に創造していくことができます。私たちは、国境を越えた連携を通じて新たな価値を共に創出し、グローバルな視点から未来を切り拓くことに挑戦しています。

    具体的な活動内容

    【渉外活動】

    海外からの研究者・企業・団体を研究室に迎え、意見交換や具体的な連携を進めています。

    これまでの訪問例

    企業関係者
    ・ビッグテック企業のCXO
    ・製造・マーケティング・金融などの経営者
    ・世界各国のスタートアップ経営陣
    ・産学連携機関・アクセラレーター・VC・PEなど投資家

    学術機関
    ・HBS, UC Berkeley, IITなどの世界各国大学の大学教職員・研究者・学生

    政府機関
    ・アメリカ大使館:AI分野に関する取材対応イギリス大使館:AI Safetyに関する議論ASEAN各国の政府機関、ERIA (Economic Research Institute of ASEAN、ASEANにおける主要な国際機関)
    ・IMFなどの国際機関
    ・各国のAI戦略会議メンバー
    ・各国の大使館
    (例)スイス大使館:共同で東京大学における映画イベントを開催

    【教育を通した海外連携】

    講義の海外展開
    松尾研で最も多くの受講生を有するグローバル消費インテリジェンス寄付講座(GCI)の英語化・海外展開を推進しています。本講義カリキュラムではAI・データサイエンスを基礎から学ぶことができ、最終的にマーケティング分野への応用を目指します。現在は各国の大学と連携しながら英語版のカリキュラムを展開しています。

    実績一覧

    2024年6月:One ASEAN Startup Award(マレーシア)
    keynote sessionに参加し、研究室活動紹介と日本のスタートアップエコシステムについて発表・議論。
    https://www.eria.org/news-and-views/eria-unveils-winners-of-second-pre-event-for-2024-one-asean-startup-award-in-kuala-lumpur

    2024年9月〜2025年2月:GCI学内トライアル(東京大学)
    東京大学工学部日本語教室学生や留学生を対象にGCI英語カリキュラムのトライアルを実施。

    2024年12月:GCI集中講義(マレーシア)
    Universiti Teknologi Malaysia (マレーシア)にて、80名の学生を対象に2日間の集中講義を実施。
    参加学生・教職員からの評価も非常に高く、95%が「非常に満足」と回答した。

    2025年2月:カリキュラムレビュー(ケニア)
    University of Nairobi(ケニア)にてNairobi School of AIのカリキュラムレビューワークショップに参加。
    現地教職員と教育内容や支援体制について意見交換を実施。

    2025年3月:GCI集中講義(マレーシア、インドネシア)
    Universiti Teknologi Malaysia (マレーシア)とInstitut Teknologi Bandung (インドネシア)にて、200名規模で3週間のトライアル講義を展開。
    講師が各大学に訪問し、対面+オンラインのハイブリッド形式を採用。
    参加学生からの評価も非常に高く、総合満足度は4.7(5点満点)、95%が「非常に満足」と回答。
    優秀生上位10名は研修旅行として、東京大学や松尾研エコシステムを見学予定。

    2025.04 ASEAN Start-up Policy Roundtable(インドネシア)
    松尾教授が、keynote sessionに参加。
    研究室活動や国内のAI活用・人材育成に関する事例を紹介。
    https://www.eria.org/news-and-views/unlocking-asean-s-ai-start-up-potential–eria-convenes-second-policy-roundtable-in-jakarta

    今後の活動予定

    2025年6月:Hanoi University of Science and Technology にてカリキュラムレビュー

    2025年7月:Stellenbosch UniversityおよびUniversity of Cape Town(南アフリカ)で集中講義

    2025年9月:GCIフルバージョン(13週間プログラム)の海外展開

    参加予定大学:
    ・マレーシア:Universiti Teknologi Malaysia
    ・インドネシア:Institut Teknologi Bandung, Ciputra University
    ・ベトナム:Hanoi University of Science and Technology
    ※随時アップデート予定

    今後は、講義のクロスボーダー展開に加え、基礎研究・共同研究・インキュベーションを含む松尾研エコシステム全体を海外に展開し、ASEAN、アフリカをまたがる国際的なコミュニティ形成を目指します

    現在、GCI提供及び連携先は9カ国・15大学に広がっています

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