このページは東京大学における人事制度と松尾研内の職場環境の詳細について説明しています。
下記の情報は東京大学の最新の情報とは必ずしも一致しない場合がありますのでご留意ください。
< 東京大学工学部における就労システム >
契約方法: 原則年次契約(4月〜3月)、大学における雇用期間は最大10年まで延長可能です。
アカデミックポストの職位: 以下の順番となっています
- 特任…有期雇用契約
- 特任研究員や特任助教は、講師以上の教職に比べ、学務は軽減されています。しかし、自分の研究室や学生を持つことはできません。
- 松尾研究室では特任研究員や特任助教についても、一緒に研究を行いたい学生を招き、インターンシップの学生として指導・共同研究することを許可しています。
- 現在、東京大学工学部では、客員教授、客員准教授などのポストは設けておりません。
昇格の判断基準:昇進は、ジャーナルや国際会議の採択数に加え、学生の指導経験などの他の要素に基づき、教授会の審査によって決定されます。
給与: 研究室独自の計算方法により決定。年俸は基本年俸と業績給で構成されています。
社会保険完備: 文部科学省共済
健康診断: 年1回(@本郷キャンパス)
その他福利厚生: なし(住宅手当/退職手当など)
ビジネススタッフの大学における職位
- Professional Staffについて=学術専門職員(※研究室内の等級別途あり)
- Support Staff=特任専門職員
<職場環境>
勤務方法: 週3日程度のリモートワーク可能(フルタイム勤務の場合)
松尾研究室の文化: 3ヶ月に1回の懇親会、サークル活動のためのSlackチャンネル、週1回のディープラーニング論文の輪読会(毎週金曜日の午前中)
アカデミックポストでの職務: ①研究 ②学生指導 ③アウトリーチ活動 ④授業他
ビジネススタッフ/事務職員の職務:
Professional Staff…学術専門職員
Support Staff…特任研究員
研究費: 研究室の方向性に沿った活動であれば、研究費の獲得を求められることはありません。(ただし予算執行のルールあり)ご自身で申請・獲得した予算は、ご自身の裁量で使っていただけます。
< 松尾研内の評価制度 >
評価には目的に応じ、松尾研メンバーシップ評価、実力評価、業績評価(MBO)の3種類があります。
松尾研メンバーシップ評価と実力評価は11月〜12月に、業績評価は半期ごと(10月、4月)に実施されます。
このページでは、主に2つの評価についてご紹介します。
実力評価(研究者)
研究者および教員は、採用時および毎年11月から12月頃に論文採択数と学会発表数を以下のような論文リストにまとめて提出をしていただきます。
実力評価(Professional Staff)
Professional Staffは、仕事の原理原則及び自他の成長に関わる8つのテーマについて業務エピソードを伺うコンピテンシー・インタビュー「行動評価」を導入しています。
(松尾研究所の評価制度を模倣しています。こちらの記事をご参考ください)
実力評価(Support Staff)
スキル・効率・カスタマーサティスファクションの3つのテーマに基づき360°評価を実施しています。
業績評価(MBO)
業績評価は今期必ず成し遂げなくてはならない責任を確実に果たしたかどうか(期待される成果・結果を生んだかどうか)を評価するものです。
評価は半期ごとの目標設定に基づいて行われます。
- 上半期:4月に目標設定→9月に締め→10月の面談で評価確定
- 下半期:10月目標設定→3月締め→4月面談で評価確定
研究者の場合、目標の例としては以下のようなものがあります:
- 論文採択数と投稿数
- 担当学生指導の進捗状況(個人による)
- 担当講義の企画状況
- 研究体制構築
Professional Staffの場合、目標の例としては以下のようなものがあります:
・定量評価(資金獲得高、採用目標人数の充足 等)
・定性評価(プロジェクトのマイルストン、体制構築状況など)
Support StaffはMBOはありません。